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日系&外資系企業 研修制度

Japanese & Foreign Companies Training System

4月から初めて社会に出る新卒の方にとって今までの学生時代とは全く違う生活になり、3月は期待と不安が入り混じる期間でしょう。コロナ禍で制限が多く、やり残したことがあるかもしれません。しかし新入社員の方には、良い未来があると信じ希望を持って進んで行ってほしいです。

今回は日本企業と外資系企業での研修の違いをお話したいと思います。

新卒社員を多く採用している日本の企業は、毎年非常に多くの研修を用意しています。企業毎に研修内容は違いますが、研修は概ね3か月~6か月位のところが多いです。新卒社員は社会人経験がないので、基本的なビジネスマナーから会社の経営理念などを理解することが非常に大切になってくるでしょう。下記のように非常に幅広い内容の研修があり今後の社会人生活の基礎を学べ、また配属部署を超えて色々な社員とコミュニケーションを取れる機会であり、新卒社員の方はこの時期を最大限に生かして社会人として良いスタートをきりましょう。

  • 企業理念や事業内容の理解(事業内容や会社が目指している方向性を知り、自分の役割を理解して仕事の意欲を高める)
  • 社会人としての心得(上司や先輩とのコミュニケーションの取り方や、報告連絡相談の重要性を理解して業務をスムーズに遂行できるようにする)
  • 基本的なビジネスマナー(名刺の渡し方、電話対応、営業リストの作り方、商談のすすめ方等)
  • コンプライアンス等(社会人として法令遵守の重要性)
  • パソコンを使った技術研修

そして新卒社員同士がコミュニケーションを頻繁に取れるように、グループワークやロールプレイの機会もたくさん用意されています。コロナ禍ですべて対面での研修は難しので、オンラインを組み合わせて実施されると思います。基本的な研修のあとは、OJT(On  JOB Training)と呼ばれる実際に実務をこなしながら学ぶ研修に移ります。同じ部署の先輩と一緒に仕事をしながら、スキルを身に着けていく機会になります。企業側もすぐに即戦力とならなくても、将来の先行投資、幹部候補を育てる為に新卒社員の教育に力を入れている企業が多いです。私が新卒で入った日本企業では毎年多くの新卒を採用しており研修が充実していて、社会人一年目で色々なことを学べた経験はその後の社会人生活に非常に役に立っていると思っています。

 

そして外資系はあまり新卒を採用しない傾向があり、新入社員に対しても日本企業と違い多くの研修を用意したり、将来の為に人を育てるという文化はなく、常に即戦力を求めているという点が大きく違います。

過去にどのくらい実務経験があるかが重要になるのです。採用後はすぐにチームに加わり、即戦力として働けるかどうかを採用時に見ています。また若者をポテンシャル採用をすることはありますが、非常に稀だと思います。業務を遂行するための基本的な研修、会社のポータルサイトの使い方等のいくつか研修ありますが、日本企業が新卒社員に用意しているような研修は期待しないほうがいいでしょう。私の実体験ですが、外資系企業に転職で入り、入社後はすぐに目標数字もあり、中にはやさし先輩もいましたが、ほとんどの先輩達はライバルとして接してくる環境でした。印象に残っているのは、チームの先輩が同僚と電話越しに言い合いをして最後は受話器を投げていました。入社して数週間でこのような光景を目にしたので、当時は大変驚きました。更に当時は英語もそこまで得意ではなく非常に自信を失い、いったい自分は何がしたいのかと考えてストレスをかかえる毎日でした。今となっては良い経験だったといえますが当時は大変でした。外資系で働く為には、度胸があって精神的に強くないと結果を残して昇進することは難しいと思います。英語が得意ではっきりと主張もでき、結果を残していける自信がある方は、成果主義で昇給のスピードも早い外資系はあっていると思います!

ここでイギリスの話になりますが、新卒社員を採用するこはあまりなく、ではどのように学生は就活をするのかというと、大学在籍時にインターン等を経験して実務経験を積む場合が多いようです。日本のように大学卒業後に新卒を採用する企業がかなり少ないようですので、コロナ禍で厳しいといっても日本では新卒を採用してくれる企業がたくさんあるので日本の学生は恵まれているのかもれませんね。そしてインターンの多くの場合は無償の場合が多いので、平日はインターンとして働き、土日はアルバイトをして生計を立てる学生もいるようです。中には休学してまでもインターンで実務経験をしたいと考えている学生もいるようです。日本の大学生は遊ぶ時間があるイメージがありますが、イギリスの大学生はインターンやアルバイトと大忙しのようです。

日本企業は新卒社員は将来の投資として長期的な即戦力を求めるのに対して、第二新卒や転職者に対しては即戦力を求めている企業が多いでしょう。しかし外資系は新卒社員採用は少なく、新入社員に対しても即戦力を求めていることを忘れないでください。このような違いもあるので、自分にはどちらのタイプの会社があっているかを考えながら転職活動を行ってみてください。

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